「できるクラス」の育て方 レビュー
「できるクラス」の育て方 を読みました
正式なタイトルは『トップ1割の教師が知っている「できるクラス」の育て方』です。
今回は学習指導から少し離れて、学級経営分野の書籍です。
ざっくり言うと、この本では、「コーチング」について語られています。
昨今、学校現場で重要視されている「ファシリテーション」とも親しいものがありますね。
かんたんな内容の紹介と、感想を書いていきます。
コーチングとは?
コーチングとは分かりやすく言うと
- 相談者の話を聞く
- 質問する
- その人がどう問題を解決したいのか、一緒に考える
こんなイメージです。
教師の場合、この「相談者」を「児童」に置き換えましょう。
子供が「問題をどう解決したいのか」「何をやりたいのか」「どんな目標にするのか」などを一緒に考えていく、サポートしていくことを教育現場での「コーチング」と捉えるとわかりやすいです。
コーチングを使うと、どんなメリットが?
コーチングはこんな悩みを持っている人におすすめです。
- 子供が言うことを聞かない
- 反発される
- クラスにまとまりがない
- 子供にやる気がない。自分もイライラ
コーチングを使うと、以上の問題が
- 教師の言葉に耳を傾ける
- 雰囲気がよくなる
- 子供のやる気がグングン伸びる
になっていくらしいです。コーチングすごいね。
感想
僕がこの本を読んでみた感想です。箇条書きでガッとまとめてみます。
- コーチング知らない人でも分かりやすい言葉で書いてある
- イラスト付きで分かりやすい
- ○✕で具体的な場面が書かれている
- 問題の場面があるあるでおもしろい
- 子供相手だけでなく、同僚相手のコミュニケーションのことも書いてある
- 授業だけでなく、特別活動のことも書いてある
- 各地の先生の体験談が載っていておもしろい
- 心理学のことも載っているけど、変に専門用語使ってなくて分かりやすい
- 整列の指導や多数決、給食当番とか地味に本に載っていないことが載っている
- これくらいならすぐできそうっていう実践が多い
全体的にイラストもあって、読みやすいです。多分1時間もあれば読めます。
「最近怒ってばっかりだな~」とか「先生主体になっているな~」って人は一読の価値があります。