鉄フライパンが欲しい日々

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日々思ったことを綴っていきます

【2020年版】若手教員に読んで欲しい本~教育関連~

#4の続きです。趣味とか実用関連の書籍を紹介しました。以下過去記事です。

 

ironfryingpan.hatenablog.com

 今回は職業柄手に取ることが多い、教育関連の書籍を紹介します。

例に漏れずここで紹介する以外にも読んでいるのですが、載せきれないので一部のみ。同じ畑の人間やこれからこちらの世界を目指す(哀れな)人の参考になればいいです。

 

 

 「けテぶれ」宿題革命!

 

「けテぶれ」宿題革命!

「けテぶれ」宿題革命!

  • 作者:葛原 祥太
  • 発売日: 2019/07/20
  • メディア: 単行本
 

 内容を一言でまとめると「子ども向けPDCAサイクルの確率、定着のさせかた」です。

 

こちらから「与える」宿題を完全に廃止して、子供たちが自立した学習者として学んでいく意味、方法、実践例が書かれています。

 

僕自身、現場にいるとよくある「学年で統一した宿題の出し方」に初任のときから疑問を感じていました。

 

その解決の一歩となった本がこれです。

 

Twitter上にも多くの実践が報告されており、先行研究が大変分析しやすい。

この本に書かれている方法を完璧に真似しなくても、一部だけ取り入れるだけでも効果があります。

 

これを実践してから、校内でも何人かの先生に注目され、取り入れたいという動きが起きています。

 

もしこれから取り入れたいって人がいたら、

「導入前」→「導入後」の変化を数字のデータとしてログをとって、その過程でどんな手立てをとったかを残しておくと、後々何か言われた時に便利。

結果でごちゃごちゃ言ってくる人を黙らせましょう。

 

 

クラス全員が熱心に取り組む!漢字指導法

 

「一回の授業で2字→宿題でその漢字を練習」みたいな指導法が蔓延していることに疑問を感じていた時の打開策となりました。

そもそも勉強ができる子にとって二文字をしつこく書く宿題なんて作業でしかないし、できない子は、そのシステムで「できない」んだからシステムを変える必要性は十分すぎるほどある。

 

漢字学習のススメ方だけでなく、ダレてきた時用のアクティビティなんかも紹介されていて、まさに飽きることなく漢字を学ばせるを体現していると思います。

 

僕の場合はこれと上で紹介した「けテぶれ」を融合させて独自のシステムを作って回しました。

勉強の進度を自主性に任せる部分もあるので、「主体的に学びに向かう態度」の評価の一助にもなり得るのでは?

 

漢字指導がマンネリ化、伸び悩んでいる人にはおすすめです。

 

最近図解版も出たので近々買う予定。

 

イラストでよくわかる! 漢字指導の新常識

イラストでよくわかる! 漢字指導の新常識

  • 作者:土居 正博
  • 発売日: 2020/09/04
  • メディア: 単行本
 

 

白石範孝の国語授業の教科書

 

白石範孝の国語授業の教科書

白石範孝の国語授業の教科書

 

 「国語の授業どうやっていいかわからない」

「国語の教材研究・・・指導書でいいや」

「場面ごとに読解していくの、子供も自分も飽きているな~」

って人におすすめ。

 

「説明文」「物語文」「詩」の授業で何を、どう学ばせていくのか、カテゴリーごとに分かりやすく書かれています。

とりあえずこの本を読みながら教材研究して、単元計画に落とし込んでいくだけでも、子供の反応がだいぶ変わります。

 

これにプラスして、「板書で見る」シリーズを読めば、何とかなります。

 

授業に深みを出す前に型をひたすら身につける所からで、僕のような初心者はいいと思う。

 

まとめ

こんな感じでたくさん読みました。

 

大学時代に全然教育関係の勉強をしてこなかったので、この年になって焦って学び直しています。

 

大学時代に積み重ねておけば今頃…とか思ったりするけど、

「あの時はあの時しかできないことってあったよね」と必死に言い訳してます。

普通にやろうと思えば二刀流できたでしょ