『365日のシンプルライフ』 レビュー
はじめに
最近見た映画を紹介しつつ、見終わった感想を書いていきます。
便利な物が増えてきている昨今ですが、増えすぎるのも困りもの・・・
ボールペンとか何本もってんだって感じですよね
そこで世間で流行りの「ミニマリズム」に興味を持ちました。
そんな中、出会ったのが「365日のシンプルライフ」という映画
結論から言うと断捨離うまくいかない人に超オススメ映画でした。
365日のシンプルライフとは
- 2014年に公開されたフィンランドの映画
- モノ大好きな男が自分の持ち物全て倉庫に預ける
- 1日1個倉庫からモノを持って帰れる
- モノを買わない
- 1年続けたらどうなるかな?
って映画です。
いわゆるミニマリストの人が影響を受けがちで有名
prime videoであったので見てみました。
あらすじ(ネタバレなし)
ルールは上記した通り
全裸でコートを取りに冬のフィンランドを走るシーンから始まります。
「衣類も無しなんかい!w」となりますが、ストイックさは感じれる。
少しずつ生活が送れるようになり、主人公は生きていく上で何が必要なのか気付いていく・・・
途中で出てくるおばあちゃんのセリフはグッとくる
彼女もかわいい。
感想
結論は「はじめに」でも述べましたが、ミニマリズムに興味がある人にはオススメ
個人的には徐々に物が増えていく過程はおもしろいけど、ある程度物が集まってからの展開は退屈
最初はすごく何を持って帰るのか精査しているけど、後半全然いらなそうなものもバカスカ持って帰っていて微妙
「生活に必要なものは100個、その後の100個は生活を楽しくする物」という考え方はスキ。
うーん100個も必要なのか、100個だけなのか、今の自分にはわからん
けど、前半部での服をやっと着るシーンでの感動とか、ベッドがあることの幸せとかはしっかり感じるべきなのかなとも思う。
個人的な話になるけれど、僕も山奥にキャンプに行って、2.3日シャワーなし生活したんですが、シャワーの偉大さで泣きそうになった経験があります。
「人生はモノでできていない」ってセリフがこの映画の根幹になっていると思う。
必要なモノを選びながら、自分にとって何が必要なのか考えている様子が端々に見られる。直接言及してはいないけどね
物語の筋とは関係ないけど、フィンランドの街並みや大自然の風景、人々の立ち姿などが非常に美しい。
雪が降りしきる国で、人々はそれなりの暖かさを分け合いながら暮らしている。
家具や食器のデザインも素晴らしい
フィンランドといえばですが、マリメッコのマグカップやポッド?を主人公が使っていて欲しくなる・・・
終わりに
ネットサーフィンをしていると、この映画を見て同じルールでやってみようみたいな人もいましたが、そこまでではないと思います。
まあ
- 生活必需品を除いて、モノは買わない
- 月に増やすモノは○個まで
とかルールを拡張する形なら実践可能
「断捨離したい人向け!」と声高に言いましたが、むしろ
「これから増えていくモノに対して、慎重に考えたい」って人への哲学的な示唆になるのでは?と、考えてもいいかも
音楽も素晴らしいので、作業用に流すことにも向いています。
気になる人はぜひ見てみて下さい