鉄フライパンが欲しい日々

鉄フライパンが欲しい日々

日々思ったことを綴っていきます

「自分を操る超集中力」レビュー 簡単に集中力があがる!

集中力を高めたい

 

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集中力を高めたいと思う人は多いのではないでしょうか?

  • 受験勉強がはかどらない・・・
  • 授業に集中したいのに、ぼーっとしてしまう・・・
  • 仕事に集中できず、残業が多くなってしまう・・・

などなど、集中できないことによる弊害は計り知れません。

 

実際、僕も集中力がなく、なにか作業をしている最中でもスマホが気になってしまうことが多かったです。

 

でも、メンタリストのDaiGoさんが書いた『自分を操る超集中力』という本を読んで、書いてあったことを部分的に実践しただけでかなり改善されました!

 

今回は、上記のような悩みを抱える人に向けて、この『自分を操る超集中力』のポイントを紹介していこうと思います。

 

かなりたくさん参考になることが書いてありましたが、全部は紹介できないので、個人的に

  • 使うと効果がわかりやすい
  • 導入しやすい

の2点に絞って書いていきます。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 

 

 

集中力を自在に操る3つのルール【要約】

この章では、集中力という概念そのものについて書かれています。

 

読むのがだるい人は以下の3点だけ理解していればよいです。

  1. 集中力の源であるウィルパワーは選択することで消費されていく
  2. 集中力は長時間は続かない。短期集中の方法を知る
  3. 疲れは脳の錯覚。
  4.  

ここでは上記の1について紹介します。

 

集中力の源

集中力の源と言われているのは、前頭葉にある「思考や感情をコントロールする力」である「ウィルパワー」です。

 

このウィルパワーは本書全体を通して、重要視されています。

 

ウィルパワーには限度があり、集中力を使うたびに消耗されていくと言われています。

 

つまり、集中力を高めるためには、このウィルパワーの使い方を考える必要があるということです。

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集中力は何に奪われているのか

ウィルパワーを節約するためにはどうしたらよいのか。

 

日常の中でウィルパワーを使うのは主に「何かを選択するとき」です。

 

朝ごはんは何を食べるのか?今日は何を着ていくか?朝一の仕事は何をしようか?

 

などなど、現代人は1日に何度もこうした小さな選択しています。

 

こうした意思決定を繰り返す内にウィルパワーは消耗され、昼過ぎ~夕方には疲れ果ててしまう。

 

疲れるとどうなるかというと、「先延ばし」してしまう・・・

 

この先延ばし状態が続くことを本書では「決定疲れ」といっており、無意識に気にした状態が続くので余計に疲れると書かれております。

 

 

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高い集中力を生み出す7つのエンジン【要約】

こうした集中力の摩耗を防ぐために、

 

  • ウィルパワーを増やす
  • ウィルパワーを節約する

 

の2点にアプローチする方法が紹介されています。

 

ここではその中で、再現可能性が高いものを紹介していきます。

 

場所

作業をしたり、勉強したりする環境を意識したことはありますか?

 

環境に仕掛けをつくるだけで、より高い集中力を発揮することができます。

 

人は集中し始めるときに、より多くのウィルパワーを使う。

 

と書かれています。

なので、集中し始めやすい環境をつくることが大切です。

 

なによりも大切なのが整理整頓

 

机の上に、資料や書類、付箋やノート、文房具やスマホがある状態では、小さな選択(探しもの)が連続して発生してしまいます。

 

このような状況では、集中に入る前にウィルパワーが消耗されてしまいます。

 

なのでまず、机の上のスマホを引き出しの中など、目に見えないところにしまうことから始めましょう。

 

また、環境づくりをするにあたって、実践しやすいのが「とりあえずボックス」です。

 

机の上にあるものをとりあえず、ドカッと入れてしまう箱を一つ用意しましょう。

 

で、その箱の蓋を閉めて、目に見えないところにしまってしまえば、OK

 

お手軽に集中しやすい環境ができあがります!

 

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習慣

この習慣が一番大切です。

 

集中力を上手くコントロールするコツは「判断や選択、決断を減らす」ことです。

 

そのために習慣をつくることで、ウィルパワーを節約する仕組みを作りましょう。

 

7本のハンガー

この本では朝の時間の貴重さが事細かに述べられています。

 

で、この朝の時間で無駄なウィルパワーを使わないためにこの「7本のハンガー」が紹介されています。

 

カンタンに言うと、一週間の服を全部決めておくってことです。

 

かの有名なスティーブ・ジョブズがやってたことで知られていますね。

 

この服の習慣化に始まって、日常で、必ず選択しなければいけない場面をルーティン化してしまうことが大切。

 

無意識で選択してしまう場面を減らせば減らすほど、日中のパフォーマンスの向上が見込めます。

 

僕はこれを応用して、普段の仕事の内容を分析しました。

 

仕事の中には必ずルーティン的なものが含まれています。

 

この日々のルーティンへの対応、順番を決めてしまうことで、かなり夕方の疲れが体感として変わりました。

 

難しいことを考えず、「習慣化」するって視点を意識するだけでも、日々の業務の効率化は図れると思いますよ!

 

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運動

20分程度の軽い運動をした後の3~4時間は認知能力、集中力や考察力が高まる。

 

らしいです。

 

本書では「グリーンエクササイズ」が紹介されています。

 

これは、公園など戸外の緑の中を5分ほど散歩するリフレッシュ方法。

 

自然という情報が視覚から入ってくることで、脳が感じていた疲労が軽減されるのだそう。

 

また、立ち上がって、歩きながら作業するなども軽い刺激になり、疲労が軽減されていきます!

 

 

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疲れをリセットする3つの回復術【要約】

 

軽い運動に始まる、集中力の回復術をさらに詳しく紹介しているのがこの章。

ここではその中から2つ紹介します。

 

睡眠

よく言われている話ですが、睡眠は死ぬほど大切。

 

回復だけでなく、記憶の定着など睡眠には利点しかありません。

 

東大生は平均7時間前後寝ているらしいし、7時間切ってしまうと酔っ払ってるのと同様の判断力になってしまうらしい。(体質にもよる)

 

この睡眠の質を上げるためには、カンタンにまとめると

 

  • 起きてすぐの軽い運動
  • 寝る直前にスマホなどを見ない
  • 音ではなく光で起きる
  • 日中に15分程度の昼寝をする(パワーナップ

 

上記の全部は無理でも、1つでも始めるといいです。

 

スマホを見ないっていうのは難易度が高く思えますが、寝室にスマホではなく、本を持っていくことで解決しました。

 

新しい知識をインプットする読書は捗るし、深い睡眠がとれるのでオススメ。

 

 

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不安を書き出す

 

「ワーキングメモリー」って聞いたことある人は多いのでは?

 

知らない人はググって下さい。これからの時代、ググることは恥ずかしいことではないです。ガンガンググりましょう

 

試験前などプレッシャーがある状態ではこの「不安」にワーキングメモリーが割かれてしまいます。

 

これを紙に書き出してしまうことで、頭の中をスッキリさせ、集中力を高めましょう。

 

大切な場でのスピーチ前、就職や転職の面接前、僕のような教員なら研究授業の前など、使える場面は多々あります。

 

 

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集中力を自動で作り出す5つの時間術

 

集中力だけでカバーできない問題があります。それは「時間」

 

結局多忙な日々で頭を悩ませるのは時間が足りないってところにぶち当たります。

 

本を読んだり、勉強したりしたいけど、日々の業務に追われていて時間がないことは全然珍しくないと思います。

 

この章では上記の悩みの解決への示唆がされています。

 

これも実践しやすいもの、実際にやってみたものを中心に紹介します。

 

早起き

AppleのCEOティム・クック、スタバのCEOハワード・シュルツAmazonの創業者ジェフ・ベゾスなどなど、名だたる有能な人物は早起きであることが共通点として挙げられます。

 

脳は起きてから2時間の間に最もクリエイティブになるそうです。

 

この大切な2時間を有意義に使うための超早起きが、一日の効率化を助けます。

 

DaiGoさんは、この朝にするべき行動を7つ挙げています。

 

  1. 朝食を摂る
  2. グリーンエクササイズ
  3. モチベーションの上がる話題や言葉に触れる
  4. 日常の幸せへの感謝を書く
  5. 「今日が自分の人生最後の火ならどうする?」と問う
  6. その日の計画を10分以内に立てる
  7. 短時間の瞑想をする

 

正直、1,2,6,7以外はよくわかりませんw

 

上記でも特にやってみていいなあと思ったのは6の計画。

 

朝のクリアな頭でやるべきことを決めるのはすごく効率がいい。

 

これはこの後述べる「アイビー・リー・メソッド」につながっています。

 

早起きの一番のメリットは、人より多くの時間を活動できるってところにあります。

 

4時半や5時に起きることで午前中の生産性は向上します。

 

一般的な人より2時間近く、クリエイティブな時間を手に入れることができるので、単純計算で一週間で14時間、半日以上アドバンテージを得ることができる。

 

これだけで早起きをする価値はあるのではないでしょうか?

 

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ポモドーロ・テクニック

有名なやつですね。意識高い系の人たちみんなやってる気がする。

 

ポモドーロ・テクニックとは、25分の集中と5分の休憩を繰り返すというもの。

 

短時間で一つのことに全力で集中する訓練になります。

「他のことをやらない」「代わりのことをやらない」のが大切。

 

使える時間を総体で捉えてしまうと、ついダラダラしたり、あれもこれもやりたくなってしまいます。

 

なので25分を1ユニットとして扱い、物足りないくらいで作業の手を必ず止める。

 

人間、もっとやりたいってくらいで止めると次の集中に入りやすくなります。

 

この25分って時間は自由に増減して、自分に合う時間を見つけることが大切。

そして、そのユニットの中で自分が大体どんなことができるのか、早めに掴む。

 

そうすると、この25分ユニットでできることが、習慣化され、リズムよく日々の業務をこなしていくことができます。

 

ちなみに自分は大体45分を1ユニットにしています。45分の中でどの程度のことができるのか掴んでおくことで、普段の授業にも活用できます。

 

アイビー・リー・メソッド

アイビー・リー・メソッドとは、

 

  1. 紙に「明日やるべきこと」を6つメモする
  2. その6個に優先順位をつける
  3. メモに従って行動する
  4. 全部できなかったら忘れる
  5. 明日のリストをつくる
  6. 1~5を繰り返す

 

で、ポイントは1番が終わるまで他のことはしないってこと。

 

結果リストをすべてこなすことができなかったとしても、1番大切だと思っている仕事をクリアできているから大丈夫って理由らしいです。

 

これは結構応用の効く方法だと思います。

例えばもっと簡略化して、1個だけ最低限の目標を決めるということを僕はやっています。

 

「これだけは!」という仕事を全力でこなすことが、定時退勤への1歩だと思います。

 

残業に悩まされる人はとりあえず自分の中で見切りをつけて、「切り捨てる」勇気を持ちましょう。

 

終わりに

ここまで『自分を操る超集中力』のポイントを自分の解釈も含めつつ紹介してきました。

 

ここで書かれていることを正確に実践することが一番効果的ではありますが、やはり、人ぞれぞれ事情があります。

 

できることだけやる少しだけ意識してみるだけで、日々の生活は少しずつ変わっていきます。

 

自分の日々の動きや考え方を少しメタ的に見ることで、より充実した毎日を送る事ができると考えています。

 

今回は長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。

日々の生産性を上げる方法などがあったら共有していただけると幸いです。

 

 

 

今回紹介した『自分を操る超集中力』はKindle Unlimitedの読み放題で読めます。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 

 

『365日のシンプルライフ』 レビュー

はじめに

 

最近見た映画を紹介しつつ、見終わった感想を書いていきます。

 

便利な物が増えてきている昨今ですが、増えすぎるのも困りもの・・・

ボールペンとか何本もってんだって感じですよね

そこで世間で流行りのミニマリズムに興味を持ちました。

 

そんな中、出会ったのが「365日のシンプルライフという映画

「365日のシンプルライフ」の画像検索結果

 

 

結論から言うと断捨離うまくいかない人に超オススメ映画でした。

 

365日のシンプルライフとは

  • 2014年に公開されたフィンランドの映画
  • モノ大好きな男が自分の持ち物全て倉庫に預ける
  • 1日1個倉庫からモノを持って帰れる
  • モノを買わない
  • 1年続けたらどうなるかな?

って映画です。

 

いわゆるミニマリストの人が影響を受けがちで有名

 

prime videoであったので見てみました。

 

あらすじ(ネタバレなし)

ルールは上記した通り

全裸でコートを取りに冬のフィンランドを走るシーンから始まります。

「衣類も無しなんかい!w」となりますが、ストイックさは感じれる。

「365日のシンプルライフ」の画像検索結果

 

 

少しずつ生活が送れるようになり、主人公は生きていく上で何が必要なのか気付いていく・・・

 

途中で出てくるおばあちゃんのセリフはグッとくる

 

彼女もかわいい。

 

感想

結論は「はじめに」でも述べましたが、ミニマリズムに興味がある人にはオススメ

 

個人的には徐々に物が増えていく過程はおもしろいけど、ある程度物が集まってからの展開は退屈

最初はすごく何を持って帰るのか精査しているけど、後半全然いらなそうなものもバカスカ持って帰っていて微妙

 

「365日のシンプルライフ」の画像検索結果

 

 

「生活に必要なものは100個、その後の100個は生活を楽しくする物」という考え方はスキ。

うーん100個も必要なのか、100個だけなのか、今の自分にはわからん

けど、前半部での服をやっと着るシーンでの感動とか、ベッドがあることの幸せとかはしっかり感じるべきなのかなとも思う。

個人的な話になるけれど、僕も山奥にキャンプに行って、2.3日シャワーなし生活したんですが、シャワーの偉大さで泣きそうになった経験があります。

「365日のシンプルライフ」の画像検索結果

 

「人生はモノでできていない」ってセリフがこの映画の根幹になっていると思う。

必要なモノを選びながら、自分にとって何が必要なのか考えている様子が端々に見られる。直接言及してはいないけどね

 

 

物語の筋とは関係ないけど、フィンランドの街並みや大自然の風景、人々の立ち姿などが非常に美しい。

雪が降りしきる国で、人々はそれなりの暖かさを分け合いながら暮らしている。

 

家具や食器のデザインも素晴らしい

フィンランドといえばですが、マリメッコのマグカップやポッド?を主人公が使っていて欲しくなる・・・

 

終わりに

木々に囲まれた赤と白の木造住宅

 

ネットサーフィンをしていると、この映画を見て同じルールでやってみようみたいな人もいましたが、そこまでではないと思います。

まあ

  • 生活必需品を除いて、モノは買わない
  • 月に増やすモノは○個まで

とかルールを拡張する形なら実践可能

 

「断捨離したい人向け!」と声高に言いましたが、むしろ

「これから増えていくモノに対して、慎重に考えたい」って人への哲学的な示唆になるのでは?と、考えてもいいかも

 

音楽も素晴らしいので、作業用に流すことにも向いています。

 

気になる人はぜひ見てみて下さい

【初心者向け】積み立てNISAの始め方

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はじめに

「積み立てNISA」と聞いてどう思いますか?

 

  • 「投資って何から初めていいかわからない」
  • 「積み立てNISAってやったほうがいいのかな・・・?」
  • 「来年からやろうかな・・・」

 

と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

実際、僕もそうでした。

 

結論から言うと楽天証券emaxisシリーズ買っとけばおっけ!

 

まぁ詳しい人からすればもっと言うことあると思います

 

今回は僕みたいな激初心者が積み立てNISAを始めた流れを紹介していきます。

 

口座開設

積み立てNISAを始めるにはまず、証券口座を開設する必要があります。

 

この証券口座ですが、会社によって様々で、

「積み立てNISA  口座 おすすめ」

と検索すると目が回るくらいたくさん出てきます。

 

とりあえず僕が見た感じ

が多い印象でした。

 

手数料等見るポイントはありますが、普通に生きている人で、特別なことがない限り上の2つで問題ないと思います。

 

僕はメインのクレジットカードが楽天、メインの電子決済が楽天PAYと、併用するとポイントが貰えるものが多いので楽天証券にしました!

 

口座開設はマイカードがあると瞬殺

なくてもまあまあすぐできます。

楽天アカウントある人は諸々の入力が省かれるので、瞬殺です。

 

銘柄を選ぶ

口座が開設できたらいよいよ銘柄選びです。

 

選んだ銘柄に毎月定額積み立てていきます。

 

この銘柄選びが沼です。

 

ネットには死ぬほど情報が転がってます。

どの銘柄がいい、この組み合わせがいい、金額、etc…

 

僕のように

「何となく貯金よりは積み立てして資金作りしたいな〜」って人は難しいこと考えず

 

e-maxisシリーズの

 

  • 米国株式
  • 全世界株式
  • 先進国株式

 

のどれか1つに決めていいと思います。

 

上記の3つは比較的リスクが低い分大きな勝ち方はしませんが、安定して伸びていく銘柄です。

 

詳しくはYouTubeとかで解説している人がたくさんいるので省きます。

 

金額も積み立てNISAの範囲なら細かく分ける必要もないと思います。

限度額MAXで月33,333円の積み立てでおけ

 

ちょっと突っ込んだ話なので無視して構いませんが、

リスク分散の考え方はもっと大きな金額や投資信託の規模がもっと大きい際に考える。

そもそも、上の銘柄はカバー範囲が被っているものも多いので、そこらへんの知識を集めてからでもいい。

 

とまぁ、ガチャガチャ書きましたが、結論は

  • 上記の銘柄から1つ選ぶ
  • 限度額MAX積み立て

 

まとめ

 

今回は自分の備忘録的な意味でアウトプットしてみました。

専門用語とかはかなり省いて、結論直結型でお届けしたので、細かいことはご自分でどうぞ

少しでも興味をもってもらえたらな〜です

 

貯金よりは運用してみたいって人はすぐ調べて始めて下さい!

投資は時間がものを言うらしいので早いに越したことはないです!

 

将来の為にできることしていきましょ

 

補足

楽天証券楽天サービス圏の恩恵を受けられるので、合わせて楽天銀行とのマネーブリッジがお得です。

今回、証券登録に合わせて僕は楽天銀行の開設もしました!

この楽天銀行金利もいいので、メインへの移行も検討中

 

 

来月やりたいことと今月の振り返り:2021年1月

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アイキャッチは自宅からの朝焼けとスカイツリー

きれいだったけど、激寒ですぐ部屋に戻りました。

 

寒さが本気出したり、出さなかったり。よくわからない天気が続いてますね。

 
昨年末に始めたこのブログも1ヶ月です。

とりあえず、この1ヶ月を振り返っておこうと思いました。

理由としては、こういうログ貯めとくと後で見たときおもろいかな〜と

 


来月やりたいこと

 ・ワードロープをそろえる

 

 毎日着る服選ぶのめんどいので、ルーティン化したい。

UNIQLO、無印あたりでガッと揃えようかなと

靴下とかも同規格で統一したい

 

 

クローゼットは3色でいい

クローゼットは3色でいい

 

 



・ブログ更新頻度上げる

 備忘録的な内容だけどやっぱり数字は気になるもんですね。

 

月350PVくらいだったので、とりあえず400PV目指す

いつも見てくれている人、ありがとう

 

Twitterずっと放置していたので、動かしてフォロワー増やそうかなと

ちょっと色々調べてやってみます。


最近、週末の更新になってきてるので、平日にも1記事挙げられるようにしたい。

 


・新しい音楽聴く

 ここのところ、ヨルシカやnujabes、ニガミ17才、ジャズばかり聴いてるので、なんか新しい音楽聴きたい。

おすすめあったら教えて下さい

 

 

modal soul

modal soul

  • アーティスト:Nujabes
  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: CD
 

 



・カメラ買う

 写真はiPhoneで十分だとは思いますが、「カメラを持って出かける」みたいなことしたい。

こういう遠回り行為が好き

また買ったら紹介します。

 

 

 



・レシピ増やす

  •  日曜日に1週間の献立を決める
  • 食材リストアップ
  • 買い物

の流れを1年程続けていて、すごく捗る。

月に2、3回くらいしか外食しないので、月の食費も二人で3万くらい。

だから外食も少しいいところにって思考になっていい

 

でも少しずつレパートリー増やしたい。

毎月1種類増やしていきます。

簡単に作れる献立あったら教えて下さい。

 

 

 



今月の振り返り


・本を読む

読んだ。

漫画、雑誌、小説、教育書、自己啓発本、合わせて20冊くらい

アウトプットが追いつかない

とりあえずKindle Unlimitedの元は取れた。

 


・軽い運動をする

できなかった

週末に縄跳びしただけで、1週間体が不調だった。雑魚すぎる

室内でストレッチとかから始めた方がいいかも

 

・仕事の効率化

6割くらい達成

この仕事イレギュラー多過ぎて厳しい。

自分のモチベーションも落ち気味

 

でも学級の集団としてのレベルは上がってきてるからよし

 


・投資の勉強

とりあえず色々調べて、積立NISA始めた。

限度額MAXまでできそう。

 

ふるさと納税も昨年申請したものの返礼品が続々届いている。

  • みかん
  • カニ
  • 冷凍ハンバーグ

って感じにしました。めちゃ助かる

 

詳しくはまた記事にします。

 

両方ともまだやってない人はぜひやろう

 

 

まとめ


今年は色々「初める」1年にしようと思ってるので、あちらこちらに手を出していきます。

 

  • 調べて
  • やってみて
  • 課題を見付けて
  • 改善
  • 前より快適!!

 

みたいな感覚が好きなので、これからもやってく

来月もよろしくお願いします。

「Which課題型」の国語授業づくり 書評

はじめに

前回、国語の授業について思う所を書いていきました。

 過去記事は以下です。

 

ironfryingpan.hatenablog.com

 

今回は本題の「こんな実践がよかった」的なのをやっていきます。

まあ2年目の人がなんか言ってるわくらいで見てください。

で、アドバイスください。

 別のアルバムを選択する人

 

「Which型課題」とは

詳しくは下の方で紹介する書籍をご覧ください。

 

簡単に言うと、授業内で

「Aか?Bか?」「1、2、3の内、どれが1番〇〇か?」

のように子供に問いかけ、選択・判断する機会を意図的に設定するというものです。

 

このクイズみたいな問い掛けであれば、子供達全員が参加することができ、1度考えを聞けてしまえば「どうしてそう思ったの?」とか「理由教えて?」と問い返せる。

まあ、ざっくり言うと「会話の糸口」にできるって感覚です。

 

本の方には

 

  • What型のめあて(「〇〇の気持ちを考えよう」など)
  • How型のめあて(「心情曲線で表そう」など)
  • Why型のめあて(「なぜ〇〇したのか考えよう」など)

 

といった指導書等でありがちなめあての設定のデメリットも記されています。

詳しくは長くなるので割愛しますが、まあ上記のめあてって抽象度が高いから最後ふわふわしがちじゃありませんか?(僕だけ?)

 

「Which型課題」は、もちろんクイズして終わりってわけじゃなくて、「読むこと」に迫るしっかりとした流れがあります。

 

  1. 問題意識の醸成
  2. Which型課題の設定
  3. 考えの揺さぶり
  4. 学習のまとめ(答え・整理・発展)

 

一つずつまとめていきます。

 

問題意識の醸成

 

ここでは、音読や感想、軽い意見交換みたいなことをします。

子供が「あれ?」って思ったり、「なんで?」って思わせる。

次の課題設定へのフラグ作りです。

 

Which型課題の設定

 

問題意識を引き出した後にもってきます。

 

「A、Bどっちだと思う?」「1番〇〇なのは?」と問いかけて、挙手orネームプレートを貼らせます。

 

「同じ考えの人が何人かいる」ってだけで途端に発言できるようになる子もいます。

普段手を挙げない子にも聞いてみると意外に出てくる。

 

考えのゆさぶり

 

ある程度意見が出たら、それらを整理して、「発問」します。

 

場合によっては子供の発言からも出てくるので、臨機応変に拾って繋げます。

あえて教師が少ない方の意見に立ってみたり、否定的に言ってみたり、全体の議論を俯瞰した発言をするといいのでは?と思います。

 

学習のまとめ

課題に対するまとめ、及び次時の課題になりそうなものをまとめます。

 

僕は学年の始めの方で「納得解」について解説してあるので、なんとなくそこを目指していこうみたいにしています。

 

三つの読み方

この本には、「「Which型課題」づくりの理論と方法」として「三つの読み方」が示されています。

僕的には、この考え方がすごくしっくりきて、ストンと落ちました。

その三つとは

  • 確認読み
  • 解釈読み
  • 評価読み

 

「確認読み」は「登場人物は?」「問いの文は?」「筆者が1番伝えたい内容は?」など、みんなの読みが揃ってくる読みです。

 

「解釈読み」は「心情の変化は?」「この作品が伝えたいことは?」「なぜ事例はこの順番なのか?」など、人によって少し差が出てくる読みです。

 

「評価読み」は、「この物語は面白い/面白くない」「説明がわかりやすい/わかりにくい」など、誰でもできることが特徴です。

 

で、この「評価読み」は誰でもできるんだけど、一人一人の読む力が反映される。

同じ「面白い」でも、理由として「会話文が面白い」「構造が面白い」「主人公の行動が面白い」など読み取りの程度によって差が出る。

つまり「評価読み」は「確認読み」「解釈読み」がベースになってる。

 

本には他に、「揺さぶりの発問」について詳しく先行研究とかも交えた解説が載っています。おもしろいので一読の価値があります。

 

実践例 

 

3年生の国語の教材で少し例を挙げてみます。

 

「ちいちゃんのかげおくり

 

前時の活動として、一言感想(〇〇な話)を全員分まとめたものを配布しました。

「悲しい話」「温かい話」「悲しくて温かい話」

感想は大きくこの3つに分類されました。

 

で、本時の発問が

・ちいちゃんが1番「悲しかった」のはどの場面?

 

大きく5つの場面に分けて子供に挙手させました。(場合によってはネームプレート等を貼らせてもいいかも)

もちろんそう思った理由も添えさせて

 

そうすると理由として

  • 戦争になったから
  • 家族とはぐれたから
  • ひとりぼっちだから
  • 死んでしまったから

などなど出てきます。

このとき、本文の叙述から根拠を出せると良いです。(ここら辺はそれまでの土台作りによる)

 

揺さぶりとしては

「みんな前回の感想で「悲しい話」って人が多かったよね。今回のそれぞれの「悲しさ」を見てどう思う?」

C「それぞれ違う気がする…」

 

ってなって「〇〇な悲しさ」をそれぞれの場面に名付けました。

 

「感想が違う」→「悲しいと思った理由も違う」→「悲しさの種類が違う」

となり、ただ「感想の共有」で終わらず、深めることができたのではないか?と我ながら思います。

 

この実践は、Twitterで沼田拓弥先生(@numataku2525)が紹介していたものをベースにしました。

 

 

まとめ

 

今回の記事で「Which型課題」に興味をもった方がいましたら、是非書籍をお買い求めください。

また、ネット上にも様々な実践が載っていますので、参考に。

 

今年やってみて、何よりも子供の分析力が高まったと感じています。

また、最初の選択の際、「悩む」を選ぶ子が増えました。理由を聞くと、それぞれの立場を深く読んでいたり、二項対立でないことに気づいていたり、と「読む力」がついています。

 

「こんなやり方もあるよ」とか「これはどう?」みたいな意見、大歓迎ですのでいつでも。

 

うーん、国語専科になりたい…

 

 

 

 

 

 

国語の授業をおもしろくしたい

はじめに

最初に断っておくと、今回はかなりニッチな記事です。

同業者、中でも若手の人に「こういう考えの人もいるよ」ってことを知ってもらえればなって内容です。

社会人始めたばかりって人も何らかの学びになってくれればうれしいです。

夜の間に木の枝に座っている白いドレスの女性

 

それでは本題

「国語の授業もっとおもろくできないかな〜」と考え続け、いくつか新しいことを試した一年でした。まだ終わってないけど。

 

単元ごとにざっくり計画立ててやってくんですが、言語活動みたいな所は学年で揃えざるを得ませんでした…

 

でも、読解の部分とかは割と自由にやれたので、手応えも少々

 

今回は、そんな国語の授業について、「ぼくはこう考えるよ〜」的なテイストでやってきます。

 

 

新しい方法を試す時、ぼくの中でのポイントが

  1. 教材の良さに触れられること
  2. 多くの子が考えをもてること
  3. 再現可能性が高いこと

 

この3つはかなり意識しました。

 それぞれカンタンに触れていきます。

 

教材の良さに触れられること

 

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特に何年も前から採用されている教材は、それ自体の魅力が高いです。

読み取る上での技能的なポイントが散りばめられていたり、作品を読み込むことで面白さの質が変容したり、と基本的に丁寧にやって損はない。

 

その「おもしろさ」「よさ」に教師である「自分」も、授業を受ける「子供」も触れられることで、「楽しく」なれるんですよね。

 

今年は各単元でそのことを意識して、実践したことで単純に毎回の授業の「子供との対話」が楽しくなりました。

 

「教材のよさなんて、ないわー」という人もいると思います。(実際僕も単元によってはよさが上手くわからないものありました・・・)

そういうときは、実践自体の面白さ(おもしろそうさ)でやってみると以外と転がります。

多くの子が考えをもてること

 

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「当たり前過ぎる・・・」と思うかもしれませんが、若手の僕にとってはこの言葉の大切さをリアルに感じた1年でした。

 

今も多いにあるのですが、年度当初は

 

  • 自分(先生)が喋りすぎ・・・
  • トップ層の発言で回ってく・・・

 

という状況が続いていました。

 

ファシリテーターに徹しようとすると上の2つ目にある、トップ層の発言のみで進んでいくことが多くなりました。

で、机間指導で見ると、全然考え書いてない子が多い・・・

 

発表することが正義ではありませんが、なんらかの考えは持ってほしい・・・と思いますよね。

 

普段の会話でもそうですが、話に入れないと疎外感も感じるし、その時間ってつまらないと感じます。

逆に自分の入れる話題だったり、会話に混ぜてもらえると楽しい気分になれますよね。

 

それって授業でも言えるのでは?と、せめて「話題に入れる授業」を目指すことから始めました。

 

再現可能性が高いこと

階段に座ってお互いに話している3人

 

何だかんだこれが一番重要でした。

 

とりあえず、すぐ実践ができるのかどうかに結構主軸を置きました。理由は以下です。

リアルな反応

この授業するとどんな反応するかな~って気になる実践は多いです。

だから色々試して、目の前の子供に合うスタイルを探しました。

 

とは言うものの、やっぱり毎授業のスタイルは確立して、ルーティン的な流れの方が学習効果は高いのかも・・・とも思います。

 

これはこの先、自分のスタイルを確立するための課題ですね。

 

ベースとゴールがすっきり

教師用の教科書だと1時間の流れがざっくり過ぎて、以下のような問題があります。

 

  • なんてしゃべればいいんだ・・・
  • もうまとめていいのかな・・・
  • その反応にはなんて返そう・・・

 

まあ単純に教材研究が足りてないことが問題なんですけどね・・・

 

実践例やメソッドの多くは、授業の「ねらい」と「思考の流れ」が分かりやすいです。

上記の問題点を意識して、教材に向き合ったことも原因ですが、やっぱり自分の中で流れを意識することができたのは大きいです。

 

PDCAサイクル

group of toddlers on the school with teacher teaching

 

上の「リアルな反応」に共通しているんですが、結局、目の前の授業者に合うかどうか、自分がやりやすいかどうかは大切です。

 

ネットや書籍の実践は当たり前ですが、その先生の人柄や話法、授業外での土台作りの影響は大きいです。

 

なので、やりながら色々な方法を試す、組み合わせる、改良する必要はあると感じました。

 

僕の場合、毎回の授業の成果と課題を何となく書き出すようにしています。

「やってみる」→「課題を分析」→「改善策」

の流れをできるだけ多く回せるようにしました。

 

これができるのは、やっぱり最初の一歩の「すぐできるかどうか」にかかっています。

PDCAサイクルのDの部分に行けるかどうかって、我々のような若手には意外にネックです。

 

まとめ

今回はこんな感じで、普段思っていることをつらつら書いてみました。

 

ここまで読んでみて「で、結局どんな実践したんだ?」って思いますよね。僕も思います。

 

でも実践やそれを扱っている書籍の紹介をしようにも、今回のような自分的な背景を明らかにしないと語りづらい部分があるんですよね。

本当は冒頭くらいで済まして、書籍の紹介に移ろうと思っていたのですが、思ったより書きたいことが多かったです・・・

 

次回の記事では、やっと本命、「Which型の授業」について書いてみようと思います。

有名な授業スタイルですが、僕なりにやってみて考えたことなどあるので、お付き合いいただければ

 

 

 

 

【村上春樹】雨天炎天を読んで海外旅行

はじめに

最近はコロナの影響でろくに旅行に行けないですよね。

僕も夏には海外旅行に行こうとしていましたが、見事におしゃかに・・・

 

そこで、旅行記Google Earth で旅行に行った気分になるのでは?と思い、早速Kindle旅行記をディグってみました。

 

せっかくなら、絶対行かない所のやつにしようと思い選んだのが村上春樹『雨天炎天』です。

 春樹作品はもとから好きなのですが、そういえばエッセイはあまり読まないってなったので、読んでみました。

 

行き先は

  1. ギリシャ アトス島(ギリシャ正教の聖地)
  2. トルコ各地

の2つ。

 

絶対行かなくない?候補に挙がらなくない?ってなりますよね。

以下内容をざっくり解説していきます。

 

 

 

 雨天炎天とは?

1990年8月に新潮社から出版された紀行文、いわゆるロードエッセイです。

主に

  1. ギリシャ アトス島
  2. トルコ各地

 

地図で見るとこの辺

①アトス

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②トルコ(ヴァン湖周辺)

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当時の日記などを手に、淡々と各地の食事、風景、見たもの、ホテルなどが記されています。

これ読むと、やっぱ旅行記とか写真って残しておくといいな〜と思う

 

ではアトスから見ていきます。

 

アトスへ

旅は1988年、小さなリゾート・タウン ウラノポリから始まります。そこからダフニという土地まで2時間の船旅です。

早速船に乗り遅れるところも旅行っぽくていい

 

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アトスとは?

アトス?ってなりますよね。

アトスとは・・・

  1. ギリシャ正教の聖地
  2. 20の修道院 2000人の修道僧
  3. 自給自足の生活
  4. 女人禁制(動物も!)
  5. 日本人は2泊3日しか滞在できない(異教徒だから)
  6. 自然MAX(観光等の手がつけられない+交通機関なし)

やばくないですか?行ってみたい!!ってなりません?

本作では、上記の4について、犬に出会うシーンがあるのですが、全部去勢されていたそうです・・・

 

ダフニからカリエへ

で、ダフニから首都カリエに。バスで向かいます。

ラーソという正装を着た修道僧ばかりだったそうです。(ラーソは自分で検索してみて下さい)

 

カリエの街で滞在許可証をもらいます。

アトスでの聖地巡礼

  1. 修道院でしか宿泊できない(そもそもホテルとかない)
  2. 狼とかいるから野宿は無理
  3. 3000円で巡礼できる(食事は出てくる)

特に修道院ごとの特色があってそこらへんも見どころ。

四国の巡礼とはレベルがちがうくらいバードな旅

 

スタヴロニキタ修道院

アトスで最も小さい修道院

修道院に着くと

が必ず出るそうです。

ウゾーってこれ

ルクミはこれ

 

これらはこの後の修道院でも必ず出てきます。春樹は甘い物が苦手なので、最初は嫌がっていたのですが、後半行程が厳しくなってくると「めちゃめちゃうまい」って言い出してウケます。

 

ルクミ見て、昔あったギモーヴってお菓子思い出した。

 

カラカル修道院

アトスでは礼拝が夜の12時に始まる。

「十二時にお祈りを始めるわけですか?」

「そう。夜中の十二時は、我々にとってはあなたがたの時間でいえば、朝の四時にあたるのです」

「ビザンティン・タイム」っていう時間が採用されているようです。

このお祈りは4時間続くそうです・・・

このお祈りの様子も想像を超えてくるので、ぜひ本文を読んでみてほしい

 

カフソカリヴィアのスキテへ

アトスの山奥には20個の修道院の他に、小さい出張所みたいな修道院がたくさんあります。

で、この出張所は大きい順に

  • スキテ
  • ケリヨン
  • カリヴェ
  • カティスマ
  • へシスハテリオン

となっていて、世捨て人みたいなダイハードな修行僧ばかりいるようです。

 

このスキテでの食事がヤバすぎて印象的

  • 激硬パン(カビだらけ・水道水につけてふやけさせる)
  • 冷めた豆のスープ(酢を入れまくる)
  • しょっぱすぎるフェダ・チーズ

そこに住んでいる猫も同じものを食べてたそうです。

 

でも猫は美味しそうに食べている。このカフソカリヴィアの猫はキャットフードの存在も知らない。でも「幸せ」なんだ。

 

みたいな文章が心に残りました。

 

ダフニへ帰還

カフソカリヴィアを後にし、山道を歩いていると出会う僧との会話が印象的。僧は乞食なのか野猿なのかわからない見た目だった。

「今度来るときは、心を入れ替えてちゃんと正教に改宗しておいでなさい」と真面目に忠告した。

この地にいる人達の世界はギリシャ正教で完結していて、そこに絶対の自信を持っている。

世の中に絶対はないとよく聞くけど、その「絶対」を求めるのがいわゆる宗教ってやつなのかな~とも思う。

で、このアトスの人たちはその「絶対」の深奥をただひたすらに目指している。

それ以外は彼らにとって些末な問題で、だから「幸せ」なのかも

 

結局、船に間に合わず、滞在期間オーバーw

法外な金額を払って船をチャーターし、無理やり帰っているところがさすがです。

 

で、ウラノポリでビールを飲んだらブラックアウトするくらいうまかったで終わります。

 

僕も腹が減りまくった後に焼き肉食べたら、ブラックアウトしたことあります。

 

終わりに

長すぎてトルコまで書けませんでした。

 

このアトスって土地は成り立ちからしてやっぱり惹かれます。

特に終盤で出てくる野猿みたいな僧との会話。

春樹も以下のように述べています。

でも彼の言葉には不思議な説得力があった。たぶんそれは宗教云々というよりは、人の生き方の確信の問題なんだろうと思う。

確信ということで言うなら、世界中探してもアトスくらい濃密な確信に満ちた土地はちょっと他にないのではないかという気がする。

彼らにとっては、それは疑いのない確信に満ちたリアル・ワールドなのだ。

 

 我々が普段生きているこの世界はリアル・ワールドのなのか。確信をもって生きているのか、考えさせられる。

 

今回紹介した部分以外にも様々な修道院が出てくるので、この記事でアトスに興味を持った人はぜひ、Google Earth開きながら読んでみて下さい。

 

 

雨天炎天

雨天炎天